Webライティングは、Webコンテンツを作る上で必須のスキル。また、副業を始めたい人にとって取り組みやすい仕事ですよね。
でも、基本的な知識がないとコンテンツの質が下がり、案件をもらうこともできません。
そこで、Webライティングの基本的な書き方や質を上げるポイント、そもそも紙媒体との違いは何かなど、Webライティングについて気になること、知りたいことをまとめました。
ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
Webライティングとは?SEOとの関係性
Webライティングとは、Web上で公開する記事を書くこと、およびWebコンテンツに最適化した文章を書くことです。
WEB記事は紙媒体と異なり、ユーザーの離脱をいかに防ぐかが重要です。記事やジャンルにもよりますが、記事を最後まで読んでくれるユーザーが1割程度まで減る場合もあります。
そのため、文字装飾や表、箇条書きといったUI（ユーザーインターフェース）・デザイン性も意識することが、WEBライティングでは求められます。
また、WEB上の記事の多くは、GoogleやYahoo!のような検索エンジンを経由して閲覧されます。そのため、SEO（Search Engine Optimization）を理解し、最適化した記事を制作することも大切です。
Webライティングの将来性と需要
文字単価の低下やAIの普及により、Webライティングの将来性について不安を覚える人も増えています。ですが、結論から言えばWebライティングの需要はまだまだ高い傾向にあります。
まず、文章のコンテンツがなくなることは今後もほぼないでしょう。Webビジネスは今後も続いていきます。
また、SNSの普及により個人がインフルエンサーとしての力を持つこともできるようになりました。そのため、記事を書くことで一定の閲覧が見込めるライターの需要はますます高まっています。
AIは基本的な文章は作成できますが、体験に基づいた文章は作成できません。また、近年のSEOでは「誰が書いたか」が重視されています。AIはそこに対応できませんので、SEOの観点でも人が書いた文章の需要は今後も増えていくでしょう。
ただし、スキルがない状態で案件を獲得するのは、今も今後も難しいです。そのため、日頃から専門知識やWebスキルを磨いていくことが大切です。
Webライティングの作成手順
Webライティングの基本的な作成手順は以下の通りです。
- テーマを決める
- 構成（見出し）を決める
- テキストを作成する
- 記事を推敲する
- 入稿・納品する
クライアントがいる場合、テーマは決まっている場合があります。テーマが決まったら、まずは構成（見出し）を決めます。
構成を決めずにライティングを始めると、本来のテーマからずれた方向に内容が進んでしまったり、余分な内容が含まれてしまったりします。それを避けるためにも、先に構成を決めることが大切です。
構成が決まったら、実際にテキストを作成していきます。テキスト作成の基本は次の見出しでご紹介します。
テキストが完成したら、必ず推敲を行いましょう。推敲は、時間があれば一日空けてから行うのがおすすめです。少し時間を空けて文章を見返すと、誤字脱字を見つけやすくなったり、論理の矛盾を見つけやすくなります。
推敲が終わったら、実際に記事を入稿、もしくはクライアントに納品します。自分で入稿する場合は、入稿ツールやワードプレスの使い方もしっかり学んでいきましょう。
Webライティングで身に付けたい5つの基本
実際にライティングする際は、以下のような点に気をつけましょう。
- 一文の長さを30〜60文字程度に抑える
- 100文字程度で改行する
- 同じ文末は2回までとする
- 結論を先に伝える
- 難しい漢字はできるだけ使わない
Webライティングは見やすさが大切です。一文が長いとそれだけ読みづらくなってしまいます。また、改行が全くない文章も読みづらくなります。そのため、適度な区切り、改行が大切です。
また、Webライティングでは離脱を防ぐために、できるだけ早めに結論を伝えることが大切です。
なかなか結論が出てこない文章は、ユーザーからすると「いつ知りたいことがわかるんだろう」と離脱の原因になってしまいます。そのため、早めに結論を伝えるようにしましょう。
ただし、結論から入るとユーザーはすぐに満足してしまうので、それも離脱しやすくなります。そのため、結論を伝えつつ、さらに読みたくなる興味づけを行うことが大切です。
漢字については、一般的には難しい漢字は使わない方が無難です。ですが、例えばビジネスコラムなどでは意図的に難しい漢字を使ったほうが、記事の信頼性が上がる場合もあります。そのため、トンマナに合わせて使い分けられるようにしましょう。
なお、クライアントによってはライティングマニュアルが用意されている場合があります。その場合は、上記に限りませんので、マニュアルに合わせて作成しましょう。
マニュアルにうまく対応するのも、Webライティングに求められるスキルの一つです。
より良い記事を作る3つのコツ！読み応えがある記事とは？
ここからは、より良い記事を作成するためのコツをご紹介します。
Webライティングの基本で紹介した内容は、あくまでも読みやすい文章を作成するために抑えておきたいポイントです。
「読みやすい」だけではなく「読み応えのある」文章にするためには、さらに意識したいことがあります。
ここで紹介する内容を踏まえながら、読み応えのある文章を目指しましょう。
根拠や具体性がある
まず大切にしたいのが、根拠や具体性が含まれていることです。
結論を述べた後でその根拠や具体性が含まれていないと、なぜそのような結論になったのか、具体的にどういうことなのかがユーザーに伝わりません。その結果、「本当にそうなのかな」と思われてしまって記事の信憑性が落ちてしまいます。
また、ユーザーが記事を離脱して他のサイトの記事を読んだり検索したりした場合、元の記事のSEO評価は下がってしまいます。
一つの記事で、読み手の知りたいことが全てわかることが大切なので、その意味でも根拠や具体性を含めて記事を作成することが大切です。
論理的に繋がっていて飛躍がない
根拠や具体性が含まれているだけではなく、それが論理的に繋がっていることも大切です。
論理的に繋がっていない文章は、読んでいて何を伝えたいのかがわかりにくく、疲れる文章になってしまいます。また、飛躍がある場合もなぜその結論に至ったのかがわかりづらく、理解しにくくなってしまいます。
そのため、根拠や具体性を交えながら、しっかりと論理的に繋がっていることが大切です。
また、人によっては論理的に繋がっている、飛躍がない文章だったとしても、人によってはわかりづらい文章になっている場合があります。
それを避けるためには、「中学生が読んでも理解できる文章」を目指すといいと言われています。
中学生でも理解できる文章を目指すことで論理を一つ一つ繋げられるようになり、結果的に分かりやすい文章になります。
前向きな表現・後ろ向きな表現が意図的
同じことを伝えようと思っても、表現によって前向きになったり後ろ向きになったりします。
例えば以下のような文章です。
- Webライティングは前向きな表現にすると読みやすくなります。
- Webライティングは前向きな表現にしないと読みやすくなりません。
どちらの表現を選ぶかによって、読み手に伝わる印象が変わります。
前向きな表現は希望を持たせながら伝えられますが、少し弱い表現になります。
それに対して後ろ向きな表現を使うと、より強く伝わりやすくなりますが、使いすぎると記事全体がネガティブで押し付けがましい文章になりがちです。
両者をうまく交えながら記事の雰囲気を調整しましょう。
Webライティングの注意点｜絶対にしてはいけないこととは？
Webライティングをするときに絶対に避けなければいけないことがあります。それが、「記事のコピペ」です。
SEOにおいて、コピペをするとGoogleからブラックリストに認定されてしまう場合があります。また、コピペ=重複コンテンツが元の記事に上回ることはほぼありません。
またクライアントワークの場合、コピペが発覚すると報酬を受け取れず案件も停止になる場合もあります。
記事の一部を使いたい場合は、「引用」を使用し、コピペは絶対にしないようにしましょう。また、画像を使う場合にも引用で使用し、著作権を侵害しないようにしましょう。
まとめ
日常的に使っている日本語も、いざ、文章にしようと思うと意外に難しいもの。だからこそ、高いWebライティングのスキルには価値があります。
そして、スキルを高めるためには基礎を学びつつ、経験を積んで積み上げていく必要があります。
今回ご紹介した基本的な考え方やより良い記事を作るコツを参考にしながら記事作成をしてみてください。
そして、人を惹きつける文章を作っていきましょう。
